きゃらべん⒅12月25日(土)
宿題:今年のきゃらべんで印象に残ったところを教えてください
- 「繋がる」の反対なので「切れる、絶える」…反対の意味を考えた時に怖い感じがしたが、切れることや絶ってしまうことで、また新たなな何かと繋がるのかという発想が出てきたことにより、怖いけれどそれでも良いのかなと思えた。(絶を含めた良い言葉:絶景、絶佳、絶賛 切を含めた良い言葉:切っ掛け、切磋琢磨)
- 「感」の反対は「当たり前」「当然」にしました。
- 「歩く」の反対「瞑想」どっち向きに歩いたらいいか分からないから。…「停止」という意味ではどうか。せっかちな人や準備が完璧な人はずっと動いていることも多いから停止も悪いことではない
- 「未」の反対「満」「実」をイメージでいきたいと思いました。
- 「満足」の反対「不満足」や「月の満ち欠け」にしてみました。
- 「焦る」の反対「余裕綽々」でいたいです。
- 「焦る」の反対「衣食足りて礼節を知る」…日常のものが満たされて初めて人は礼儀に気持ちを向けることが出来るという意味があるので、礼節を忘れずにいきたいと思います。
ここからきゃらべんです
木屋良さんは久能家のお墓に来ています。今日はくーちゃん(久能さんの奥さん)の3回忌です。そこにくーちゃんのご主人である久能さんがやって来ました。二人はくーちゃんやお水あげの話しをしています。あれからお水あげは欠かさず行っているとの事でした。そうして久能さんがある日の夢の出来事を木屋良さんに語ります。
久能「じつは、先日はじめて妻が夢に出て来たんです。」
木屋良「私も会いたいなぁ」(先日、自分自身も夢で会ったことを覚えていない)
久能「妻は木屋良さんと一緒に居たのですよ。二人で喋っていました。」
木屋良「えぇ?!そうなのですね」
久能「夢の中で、妻が木屋良さんにずっと頼み事をしているんです。」
木屋良「あらぁ、そうですか?!なんの頼み事だったのかしら?」
久能「内容は良く分からないのですが、とにかく木屋良さんに〝お願いね〟と言い続けていたんです。」
木屋良「しっかり者のくーちゃんが、私に頼み事なんて無いと思うけど、気になるわ。」
久能「その夢の事を何度も思い出すんですが、なんだか段々と恥ずかしくなりまして」
木屋良「どうしてですか?」
久能「頼み事が、私にではなく木屋良さんにしていることがです。私はまだまだ妻を理解出来ていないのでしょう」
木屋良「そんな事ないと思いますよ」
このような流れで話しは進んでいき、久能さんは木屋良さんにお水あげ以外に他に何かしている事があるのかと尋ねます。木屋良さんは丹念さんから教わった供養をしている事を久能さんに話します。木屋良家の分だけではなく久能家の分もしていることも伝えました。
久能さんは木屋良さんに自分にもその供養を教えて貰えないかとお願いします。木屋良さんは快く引き受け、そのまま久能さんのお宅で供養を教える運びとなりました(丹念さんが多忙のため、ひとまず代役で木屋良さんが教えることとなりました)その様子をたまえさんが遠くからずっと心配そうに伺っています。
久能家に到着し、木屋良さんは普段行っている供養とそれに伴う準備する内容を久能さんに伝えます。久能さんは、意外とやることが多く大変だというイメージを持ちますが、一つ一つ木屋良さんのやる事を真似ていきます。
供養を教えている途中に浦見さんが現れました。もちろん木屋良さんと久能さんには見えていません。見えているのはたまえさんだけです。浦見さんは久能家で供養が行われようとしている事を快く思っていないようです。
人間が供養を行うと悪霊の力が正常に働かないことを死神に教わってきたのです。今回は、供養に対する対策を練ってきたようです。
そこに久能さんの息子の太郎さんがやって来ました。(生きた人間です)太郎さんは、木屋良さんに会釈をすると何も言わずにキッチンの方へ姿を消しました。くーちゃんの三回忌であるこの日、息子である太郎さんが来ることは何の不思議もないため二人はそのまま供養の仕方を話しています。太郎さんが体調を壊し入院していたため、退院して初めての生家への訪問に久能さんも喜びました。
しかし、たまえさんは先程の浦見さんの言葉が気になり太郎さんの後を追います。キッチンに居る太郎さんはおもむろに包丁を取り出しました。そうして、その包丁を持ったまま木屋良さんと久能さんの居る客間へ行こうとします。たまえさんが驚いていると浦見さんが再び現れました。
浦見「この手段で復讐を実行することにしたよ。長男(太郎)はずいぶん前から弱らせてあるからね。ボクが憑依してみんなの命を奪うよ」
たまえ「おばあちゃんは傷つけないですよね?!」
たまえさんから咄嗟に出た言葉はこの事でした。
浦見「約束は出来ないよ。この人(太郎)を錯乱させることに集中しているから」
浦見さんの言葉にたまえさんは慌てます。自分の力ではもうどうしようもないことは分かっています。そこで、木屋良家の事を思い出しました。木屋良家では地縛霊が浦見さんを撃退してくれました。久能家でも同じことが出来るのではないかと考えたのです。たまえさんは木屋良さんと久能さんの供養によって出てきた、久能家の地縛霊と話しをすることが出来ました。
たまえさんが地縛霊に久能さんの危機を伝えます。しかし地縛霊は現在の住人である久能さんに対して固執していません。久能さんでも、久能さんたちがいなくなったあと新たに入ってくる未来の住人であっても、どちらでも構わないという返事でした。もちろんその事は、5年前から浦見さんによって工作された流れでした。地縛霊が久能さんたちを守らないように誘導していたのです。(浦見さんが地縛霊に意見をする時は、死神の波長が影響しています。死神の能力を使うことで自分よりも霊能数の高い地縛霊に話しをすることが出来ます)
しかし、くーちゃんの三回忌である本日、木屋良さんと共に久能さんが供養を始めたことで地縛霊の思いが変化していました。この供養をしてくれるのであれば、久能さんと一緒に居たいと言ってきたのです。浦見さんは焦ります。自分よりも霊能数の高い地縛霊(200)が立ちはだかっては計画が実行できません。そこに死神がやってきました。そうして地縛霊に浦見さんの動きの邪魔をしないように釘をさしました。地縛霊は自分よりも能力の高い死神(1200)の意志に逆らうことは出来ません。死神の登場により、地縛霊が久能さんを守るという手段が取り上げられました。
人間の霊能数をはるかに超えた悪霊の存在により、その場所は悪霊の意志が通りやすい状況になっています
たまえさんが焦っていると、上の方から見た事もないうっすらとした色のパイプのような物が現れました。そこから何者かが出てきました。1体が出てきた後もう1体、合計2体がもの凄いスピードで現れました。たまえさんは、わけが分からず眺めることしか出来ません。
この2体は、木屋良さんと久能さんの守護霊だったのです。2人の危機を察知して人間界の次元まで降りてきました。
太郎さんにも守護霊がいますが降りてくることは出来ていません。その理由は、この数年浦見さんによる攻撃から太郎さんをずっと守り続けた結果、この一大事に人間界の次元まで降りてくる能力を保持することが出来なかったのです。よって、善霊界の次元に待機することとなりました。
守護霊の霊能数150とは、守護霊が守護者に対して最も行わなければならない「死」の瞬間の道案内が出来る最低限の数値です。守護霊としてこの数値を下回ることはあってはならない事なのです。
人間界に現れた2体の守護霊(800)(400)により、死神(1200)の動きを一時的に止めることが出来ています。
守護霊2体の霊能数は、善霊界から降りてきたその瞬間は一時的に合算して見せることが出来ます。守護霊2体の霊能数の合計は1200です。死神と対等の霊能数です。
見えない世界でこのような事が起こっているなど露とも思っていない久能さんと木屋良さんでしたが、供養を教えている最中、木屋良さんが居眠りをはじめます。久能さんは木屋良さんが疲れてしまったのだろうと起こさずに自分なりに供養を続けます。
木屋良さんは、ただの居眠りではなくトランス状態に入っていたのです。
くーちゃん「きーちゃん大丈夫?」
聞きなれた声に木屋良さんが目を開くと、そこにはくーちゃんが生前の頃の様子で立っていました。久々のくーちゃんとの再会に木屋良さんは喜びます。しかし、くーちゃんは木屋良さんに自分たちのせいで木屋良さんの事を危険な目に遭わせてしまい申し訳ないと謝るのです。霊的な自分の状況など分からない木屋良さんは、なんでもない大丈夫とくーちゃんに答えます。
一方、たまえさんは浦見さんに復讐を続けるのか尋ねます。守護霊の登場で浦見さんに話しかける隙が出来たのです。浦見さんは、自分の思いは変わらないことをたまえさんに伝えます。霊体になった木屋良さんはたまえさんと浦見さんの姿を見ることが出来るようになっていました。
木屋良さんは浦見さんとたまえさんの状況が心配になり声をかけます。
木屋良「あなたたち、大丈夫?何か出来ることはありますか?」
木屋良さんの話しかけにたまえさんは驚きます。
たまえ「おばあちゃん、私が見えるの⁉」
霊が見えない霊能力者FINAL後編へ続く→https://room.4kai.net/?p=2324