伽羅, 近況報告

続3・霊が見えない霊能力者

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きゃらべん⒃10月30日(土)

宿題:今年の残り2か月への気持ちを漢字一文字で表してください

  • 感謝の「感」
  • 未然の「未」いまだならずという感じ。思うことができていない
  • 目標に向かって「歩」く。一歩ずつ前に進む
  • 「変」変化の年だと思った。今年はコロナもあったので残り2か月も同じ感覚
  • 「進」何もかも前に進んでいるので
  • 「繋」自分とも繋がっていたいし、必要な人とも繋がりたい。人だけではなく自分が大切にしている物とも繋がっていかねばという感覚
  • 「焦」予定がいっぱい入っていて、それをこなさなきゃという状況
  • 「焦」ひとりで空回りをして、せっかちにばかりなっている。たまには、グッと山のように動かないでいる時間を持ちたい

ここからきゃらべんです

文字:道さん♪

続3・「霊が見えない霊能力者」

前回の続きです。死神によると、木屋良さん宅の地縛霊は800もの霊能力を持つということでした。この地縛霊の霊能数の高さは、その土地のためにどれだけ貢献したのかによって上がっていきます。

まず、土地神(氏神)だったり土地そのものだったりの自然神霊のために働く霊のことを地縛霊と言います。地縛霊はいったん成仏して善霊界に行きます。その後、善霊界から「自分は自然神霊のために働きたい」と再び地上に降りてきます。そして土地神、いわゆる稲荷神、龍神、獅子神、その他土地にまつわる自然神霊のために働くのが地縛霊です。さらに、この地縛霊は自然神霊のために働く人間をも助けていきます。具体的に言うと、土地神を祀ったり大切にする人や家系を見守り、助けていきます。

木屋良家は、代々、土地神を祀り大切にしてきた家でした。しかし時代の流れとともに田畑、山、川、沼だった場所に家が立ち並ぶようになり、建物が増え自然が減っていきました。それに伴って、このような都会に住む人たちの土地神に対する意識もだんだんと薄れていきます。そして自然神霊を意識する人間も都市化とともに減っていきました。しばらくは自然神霊も自分たちを大切にしてくれた人間たちに寛容な対応をします。一軒だけでなく何軒かマンション群一体ほどを守ってくれる力を持っています。

ところが見えないから仕方ないにしても、自然神霊を大切にしている地縛霊のところを汚したり、雑に扱いすぎたりして踏みにじり続けたら、さすがに自然神霊も人間への信頼を無くします。

このように自然神霊への人間の意識が途絶えすぎると、地縛霊は行動を起こします。人間に再び自然の力の凄さを思い出させる行為をします。初めは少し困らせ、それでも分からないときは自然の流れそのものを実行します。

例えば自然災害が起こっても、それを回避させたり人間が逃げられるように上手く取り計らったりせず、その術を人間に悟られないようにします。

木屋良家は、長年その土地の霊や神に信頼されていましたが、信仰心が徐々に薄れ土地の霊のことを誰もしないまま何代も過ぎてしまっていました。さらには、昔からお祀りしていた場所は聖地なので何も置いては駄目なはずなのに、新居を建ててしまいました。地縛霊は土地の霊に申し訳ない思いと人間の傲慢さを正すため、霊の力なしには生命は育みにくいのだと、人間に思い知らせます。

それによって木屋良さんの娘である幼いちーちゃんが育たない状況を作りました。

木屋良さんは幼い娘を亡くし、とても悲しい思いを経験しています。それでも気付こうとしない人間に愛想をつかし、地縛霊はそこに住まう人間を全員、消去しようとまで考えました。それで木屋良さんの旦那さんも亡くなりました。

地縛霊はその土地の人を守ることも、また逆のことも出来てしまいます。

そこで木屋良さんの守護霊が交渉に入りました。

「この子をもう少し見守ってもらえませんか?」老女ですが守護霊からすると可愛い子どもです。

「見守ってどうしますか?」地縛霊は問います。

「霊的なことが出来るように私が導きます」

「分かりました。様子をみましょう」

このように地縛霊(800)との交渉を成立させた木屋良さんの守護霊の霊能数はどのくらいでしょうか?それは800以上です。交渉する相手以上の霊能数がなければ交渉出来ません。

よって木屋良さんは命を取られるところからいったん守られました。その後お水あげを始めて4年が経ち、たくさん供養もしました。そこで地縛霊は

「約束を果たしてくださいましたね。今後ともお力になります」と納得してくれました。

こういう取引が目に見えないところでずっと起こっていました。ここで私たちが気付かなければいけないことは、人間は自分ひとりでは生きていないということ。目には見えないたくさんの力が働いて生かさせてもらっているのです。

次は善霊界を少し見てみましょう。まず、150~1000の霊能数を持つ守護霊がいます。彼らの主な仕事は、人間を成仏させることと、未成仏霊を成仏させることです。次に、1000~10000の霊能数を持つ善霊界中級霊もいます。彼らの主な仕事は、人間界の教育と高度な悪霊を成仏させることです。そして、10000以上の霊能数を持つ善霊界上級霊。彼らの姿はないと思ってくださって結構です。成仏など人間界と関わりのない離れたところにいらっしゃいます。彼らの主な仕事は三つあります。一つ目は、悪霊界とのバランスのための修行。二つ目は人間界全体の霊的意識の向上。三つ目は自然神(地上神界)との対話と交渉。

このように善霊界は、やらなければいけない仕事がとても多くて大変です。人間界にいる人間が目覚め、そして行動することが善霊界を手助けする第一歩となります。善霊界から見て目立つような行動を人間がすると善霊界がとても動きやすくなり彼らを助けることができます。では、目立つような行動とはどんなことをすればいいのでしょうか?

善霊界から人間界のことは次のように見えています。本当は違う色ですが、私たち人間は可視光線しか見えないので仮の色で表します。

黄色の点は普通死で亡くなった場合、青い点は悪霊によって亡くなってしまった場合、赤い点は木屋良さんがやっているような供養で成仏した場合です。善霊界中級霊は赤い点が次々光っているのに気が付き、「このエリアから強化しよう」と言いました。この赤い点の人たちを強化して青い点に作用できる人たちを育てたいという思いがあります。

善霊界の意識をすべての人間が実践できるとどうなるでしょうか?

争いがなくなり世の中が平和になります。そうなると自然神の思いや願いも同時に受け取れるため、地球というこの星そのものから人間が必要とされる生物でいられます。

今、人間が地球を管理しているかのように振る舞えているのは、霊的に頼られているからです。この星から人間は要らないと判断されると、簡単に今のようにいられなくなります。そうならないために、霊界は一生懸命に動いているのです。この先も人間が必要な生物でいられるために、善霊界としては地上神界と繋がるような行動を人間にさせたいという思いが強くあります。

次は前回の続きで久能家の危機についてお話しします。久能さん(30)が木屋良さんに勧められてお水あげを始めて9か月が経ちました。

久能家は長男家族(夫婦と子ども2人)と長女夫婦と次女がいます。お水あげを始めて、不登校だった孫(長男の子)が学校に行くようになり安心していたら、今度は長男が心筋梗塞で倒れてしまいました。そこで、久能さんは「やっぱりお水あげをするのは良くないのではないか?」と不安になりました。それを木屋良さんに相談します。

さて、良くない事が起こるとお水あげはやめた方がいいのでしょうか?木屋良さんに相談された丹念さんは次のように答えました。

「お水あげを始めたことで、悪霊に焦りが出てきたのでしょう」

「お水あげはいったんやめた方がよいのでは?」と木屋良さんが尋ねると、

「いいえ、それこそ悪霊の思うツボです。ここで踏ん張りましょう!焦りの出てきた悪霊は成仏させやすいので、私も近々久能さんのお宅に伺いますね」と心強い言葉をくれました。

そして数日後

「今日、久能さんのお宅に伺う予定でしたが急用が入りました」と丹念さんから木屋良さんに電話がありました。

それを伝えるために木屋良さんは久能さんのお宅に向かいます。途中、強風で傘が飛んできたり、プランターの花が落ちてきました。木屋良さんを守ろうと遠くで見ている女性の霊(ー65)はヒヤヒヤしています。

そして急に木屋良さんに向かって走ってきた車を全力で女性の霊は方向転換させ、木屋良さんを助けます。

「今日は何だか変な感じがする。おばあちゃんの近くにいよう」と女性の霊(ー65)が木屋良さんに近づくと何か視線を感じます。

そうこうしている内に久能さんのお宅にたどり着き、丹念さんが来られないことを伝えました。

くーちゃん(久能さんの亡くなった奥さん)の霊もいます。と、そのとき木屋良さんと久能さんが話している上にかけてあった壁掛け時計が勝手に揺れだしました。

それに気が付いた女性の霊は、その時計が二人の上に落ちないように回避させました。

「あれれ、釘が弱っていたのかな。びっくりさせてすみません」と詫びる久能さんに、

「いえいえ」と木屋良さんは答えました。

ずっと様子を見ていた女性の霊(-65)は、何かおかしいと感じています。すると、

「やぁ、久しぶり」とどこからか声がします。

女性の霊はびっくりして振り返りました。

「ぼくのこと、覚えてない?」

「あ、あの時の!!」女性の霊は思い出しました。死神に誘われて行った、初めての修行の時の気心知れた仲間でした。

「この方、修行時代に私を励ましてくれた先輩なのですよ!」女性の霊はくーちゃんの霊に話しかけます。

「覚えていてくれて良かった」先輩の霊は続けます。

「彼女に指導してもらうといいですよ。ずっと過ごしやすくなりますよ」くーちゃんの霊に言いました。

「そうなのですね」と答えるくーちゃんの霊。

「とはいえ、あなたをこちら側に来させたのは僕なので、僕が指導してもいいけど」

「え⁉」女性の霊は驚きます。

「今、一番忙しい時なのでやる事が終わってからでいいですか?」

「こちらのくーちゃんを殺したのは、もしや…」女性の霊(-65)はぞっとしました。

「僕だよ。それが何か⁈」悪びれもせず先輩の霊(-75)は答えました。

女性の霊(-65)は、自分が大切に思っている人の友達を、自分の仲間が殺してしまったと言う事実を目の当たりにして衝撃を受けています。今後彼らはどのようになっていくでしょうか?続きは次回です。

勉強会での質問

Q.〝地縛霊〟は悪霊だと思っていましたが、今日の勉強会で善霊だと言われて驚いた

A.仰るように地縛霊を悪霊と思っている方は多くいらっしゃいます。その理由は、本当の地縛霊に関わることよりも地縛霊のフリをした悪霊と関わる人間が多いからです。たいていの人は地縛霊のフリを悪霊がしていることに気付かず地縛霊は怖いものと全部同じに思わされています。

Q.善霊の仕事も他にも色々あるのではないかと思った。例えば守護霊のように人間と関わらないでいいような仕事など

A.はい。他にもたくさんあります。守護霊になる修行と霊界で霊能数を高める修行は基礎的な点で同じなので、150~1000くらいの霊はほぼ似たような修行をすることになります。その中で、守護霊として人間と関わる霊、修行だけの霊と別れます。

Q.守護霊の霊能数が150-1000と言われましたが、その棲み分けは霊界ではどうなっているのでしょうか

A.棲み分けという感覚ではなく、階層が決まっています。濁った水をかき混ぜて鎮静した時に不純物が下に沈み澄んだものが上にあるという「自然」の階層なので「そこにいる」感覚のみを受け入れるだけで棲み分けという概念がありません。自分の能力が上がればその霊体は勝手に上の階層にいくのでその時には下の階層の事が理解できます。行ったこともない上の階層のことは憧れ感はあっても、金銭を払って行けるものではないことが規定概念としてあるので、上に行きたい霊はさらに修行をして能力を高めます。その場で満足する霊もいるので、階層の上か下かはその霊の思い次第でどのようにでもなれます

Q.同じ死神と関わりながら修行したのに、2人に差が出来てしまった。1人は人の命を奪う、1人は人の命を守る。この差はどこからでてきたのか。

A.おだんご頭の女性はお水あげをする木屋良さんによって、癒され、悪い人間(とくにDVをする人)をこらしめるという目的から木屋良さんを守るという感情が勝つことになりました。もう一人の悪霊は供養をしてもらう機会がこれまでにありませんでした。そこが2人の道を分けた大きなポイントになります。

勉強会の感想

  • 何があったのかしら?という感じ
  • 同じく何があったのだろうと思いました。霊界は行いが如実に出る場所なのだなと思った
  • 久能さんの奥さんは悪霊によって亡くなったので、そういう亡くなりかたをしたら成仏できないのかなと思った
  • 頭の中に入ってきませんでした、ごめんなさい
  • 分からないことだらけだったけど、悪霊によって亡くなった人でも執着がなければ成仏するのかと思った

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