きゃらべん⒂9月25日(土)
宿題:恋にまつわることわざを一つ選んできてください
- 恋に師匠なし
- 恋の遺恨と食べ物の遺恨は難しい
- 恋は盲目→脳が暴走している状態
- 恋の病に薬なし
- あばたもえくぼ
- 蓼食う虫も好き好き
- 益者三友損者三友(えきしゃさんゆうそんしゃさんゆう)
- 考えた事もないし聞いたこともない
ここからきゃらべんです
文字:道さん。(いつも有難うございます。理路整然♪)
「続2・霊が見えない霊能力者」
前回の続きです。老女である木屋良さん(45)がお水あげをするようになって4年、供養を始めて2年が経過しました。「おばあちゃんは、私が守る」と誓った女性の霊(-65)は、木屋良さんが外出する際にもピッタリとついていきます。
ある日外出時に、木屋良さんはある年老いた知人男性に偶然会いました。
「もう三回忌ですね」と2人で話していると、年老いた女性の霊(-30)が現れました。
さて、(-30)の霊から(-65)の霊は見えているでしょうか?前回お話ししたように、霊能数が低い霊が高い霊を見るためには、高い霊から関りを持ってもらうことで初めて見る事ができます。よって、今は、関りを持っていないので見えない状態です。
「では、また。お待ちしております」と木屋良さんと知人男性は、何か約束をして別れました。霊能数が高い霊が低い霊を見る場合でも、「意識」をしないと見えません。でも、女性の霊(-65)には年老いた女性の霊(-30)が見えています。それは、木屋良さんを守ろうとする意識が出てきて目を光らせるようになったからです。
女性の霊(-65)は、就寝している木屋良さんを見ながら「最近よく疲れているな」と心配しています。でも、朝になると木屋良さんは元気になります。念のために、女性の霊は死神に聞きに行きました。
「人間の寿命とか分かりますか?」
「分かりますよ。それが何か?」死神は答えます。
「気になっている人が疲れることが多いので、寿命が近いのかなぁと思って」
「それは、あなたのせいですよ」
「それはどういうことでしょうか?」女性の霊(-65)は驚きます。
木屋良さん(45)が外出時も、女性の霊(-65)はピッタリとついていました。以前、勉強したことですが、悪霊は受け入れてくれそうな人を見つけてはくっついていました。人間は自分のキャパを超えたものに憑かれると、感覚的に辛さを覚えます。
木屋良さんの霊能数は45。一方、女性の霊は-65。この-20の重さを、木屋良さんは感じています。実際にどのように感じるかは人それぞれです。重く感じたり、めまいがしたり、頭痛がしたり、倦怠感や耳鳴りがしたり、腫れたり、顔が赤くなったり、青くなったり、白くなったりと色々なパターンが出てきます。
「どうすればいいですか?」女性の霊(-65)は死神に尋ねます。
「距離を置いてください。距離が近いと重く感じますが、遠く離れると20の霊能数の差があっても少しは軽く感じます」
「だけど、今まで家の中でもずっと近くに居たのに何ともなかったですよ」女性の霊は納得できません。
「家の中にはあなたより強い霊がいるからです」
女性の霊(-65)は、供養のときに初めて老女の家の地縛霊を目にしました。死神によると、「この地縛霊の霊能力は800はあります」
「なぜ分かるのですか?」死神はこの地縛霊に会っていないはずです。
「中級霊にもなると、あなたがどんな波長の霊にあったのかが自然と伝わってくるのです」
この辺りの霊になると、実際に目にしなくとも自分が関わっている人たちのことが自然と分かるようになります。
「地縛霊があの家の中にいる霊の波長をコントロールしています」
「そうだったんですね」女性の霊は驚きました。だから家の中で女性の霊(-65)が一緒にいても、木屋良さんが疲れることは特に無かったのです。
それからというもの女性の霊は、家の外に出た時には木屋良さんと距離を置くように心がけました。
場面は変わって、最初に会った知人男性のお宅にお邪魔している木屋良さん。今日は、木屋良さんの友人であり、知人男性の奥さんの三回忌です。
お坊さんが来て法要が始まりました。すると、亡くなった奥さんの霊が出てきました。その他にも法要に参加している人たちについてきた霊も集まっています。
法要が終わり木屋良さんは自宅に戻りました。すると、先程の三回忌の法要にいた亡くなった奥さんの霊(-30)やその場にいた浮遊霊たちも家の中について来ました。遠くで見守っている女性の霊(-65)は、たくさんついてきた霊たちを心配そうに見つめています。自分が木屋良さんにくっついている時は、木屋良さんのキャパが一杯なので他の霊はくっつくことが出来ませんでした。しかし、今は離れているので木屋良さんのキャパが空いているように見え、浮遊霊たちがくっつくのです。
法要の次の日。木屋良さんはいつもの供養の日です。
「きーちゃん(木屋良さん)こういう事をしていたのね。何か雰囲気が他の人と違ったもの」亡くなった奥さんの霊(-30)は供養を始めた木屋良さんを見て驚きました。
「助けて欲しいの。うちの家、大変なの。まだ誰も気が付いていないけど」奥さんの霊(-30)は木屋良さんに訴えます。しかし、木屋良さんには何も聞こえていません。
そこで、女性の霊(-65)が割って入りました。
「ちょっといいですか?」
「えっっ!はい」話しかけられて初めて、奥さんの霊(-30)は女性の霊(-65)を見ることが出来ました。
「おばあちゃんには、あなたの声は聞こえていませんよ。私が伺いましょうか?」
「あなたは何者ですか?」
「おばあちゃんの守護霊…みたいな者です!」
「私の家族を助けてください」
「どんなふうに?」
「それは分かりません。だけど危険なのです」
「ちょっと情報が曖昧ですね。詳しい人に訊いてみます」
その後女性の霊(-65)は死神の元に尋ねに行きました。
「未成仏霊さんから助けてと言われたのですが、助け方が分からないのです」
「私からは手を出せません。死神は人間界への執着がある霊を救うことが仕事です。しかし、その思いの方向は複雑に交錯しています。何でもむやみに手出しは出来ません」
「そうなのですね」
その頃、近くのお地蔵さんに新しい前かけと帽子を被せる木屋良さん。そこにお地蔵さんを管理しているお坊さんが現れました。
「有難うございます。あなたがいつもお掃除してくださっていたのですか?」とお坊さん。
「いえいえ、気付いた時にしかしていませんよ」木屋良さんは答えます。
「先日、久能さんの法事にいらした方ですよね」久能さんとは先日、三回忌の法事をされた木屋良さんの知人男性の奥さんのことです。
「はい、だけど久能さんが亡くなってから足が遠のいてしまいました。このお地蔵さんも一緒にお掃除していたのですよ。ところで、くーちゃん(久能さん)はちゃんと成仏していますか?」
「…実は、その事であなたに相談したいのですが…」
「くーちゃん、成仏してないですか?」
「…そうなのです。久能さんのご主人にその為の供養をして頂きたいのですが」
「この前の法事でも成仏しなかったのですね」
「はい。私なりに努力はしていますが、その家の人が霊と向き合う気持ちを持たなくてはいけません」
「向き合う気持ちって、どうすればいいですか?」
「難しいことではないです。毎日お水をあげるだけです。仏壇と神棚にあげるお水とは別であげます」
「私、しています!」
「そうではないかとお見受けしておりました。久能さんの奥さんがあなたを頼るはずです」
「くーちゃんが⁈」
「はい。今もあなたに助けを求めていますよ。『家族が悪い霊に狙われている。私もそのせいで死んだのよ』と久能さんはおっしゃっていますよ」お坊さんは木屋良さんに伝えました。
「私は、何をすればいいですか?」
「久能さんにお水をあげるように進言していただけませんか?私も何度か申しましたが、あまり乗り気になられないのです」
「分かりました。私からも伝えてみます。ところで…もしかしてお坊さんは霊の先生ですか?押江さんをご存知?」
押江さんとは、木屋良さんに供養のやり方を教えてくれた友達です。
「押江さん、存じ上げておりますよ。押江さんのお友達でしたか!」押江さんは、このお坊さんに教えて頂いたことを木屋良さんにアドバイスしてくれていたようです。
やはり、このお坊さんのように霊が見える人と関わらないと霊能力は上がりにくいのでしょうか?いいえ、そうではありません。関わらなくても霊能力は上がります。
このことがあって、木屋良さんは久能さんにアドバイスに行きました。
「かれこれこういう訳でお水あげをしてもらえませんか?信じられないとは思いますが…」
「信じていないわけじゃないのです。妻がそういう事に熱心だったので、よく分かります。だからこそでしょうか。軽い気持ちで始めるものではないのではないかと思って」久能さんは続けます。
「妻はあんなに熱心にお参りや先祖供養もしていたのに、先立ちました。私もしばらくは何もやる気が起こりませんでしたが、最近少し気力が戻ってきました」
久能さんの気力が戻ってきた要因は色々あると思いますが、もちろん守護霊が動いたこともその一つです。
「木屋良さんがわざわざ言いに来てくれたのも、タイミングなのかな⁈お水あげてみます」
久能さんが言いました。
「本当に⁈」
「木屋良さんにここまで心配してもらって、お水あげを始めなかったら妻に𠮟られそうです」
ずっとこのやり取りを聞いていた久能さんの亡くなった奥さんも「その通りよ!」と夫をたしなめます。
「その代わりと言っては何ですが、木屋良さんも週一回のグランドゴルフ再開してくださいね」と現実的な話も交えてくる久能さん。
「分かりました。これを機に再開します。人にお願いばかりして、自分がやらなくては図々しいですものね」木屋良さんと久能さんはお互いに頑張る約束をして別れました。
早速、木屋良さんはこのやり取りをお坊さんに伝えました。
「久能さん、お水あげ始められるそうです」
「良かった!これで久能さんの奥さんが成仏される足掛かりとなります」
木屋良さんとお坊さんが話している頭上に目には見えない赤い線があります。その線のさらに上。
美しい女性が「丹念さん(お坊さん)と木屋良さんとの出会わせ、上手くいきました」と言っています。
「ご苦労様。2人はこれからまだまだ霊能力が伸びますよ。頑張ってもらいたいですね」善霊界の誰かがこたえています。
それから半年後。
これまで木屋良さんは2年近くたくさん供養しました。
お坊さんとも出会いました
。霊のことも少し感じることが出来るようになり、そして新たな誰かがお水あげを始めました。
木屋良さんの霊能数は45から55に上がりました。半年で霊能数が一気に上がる波がきたようです。
がまだ99にはなりません。今まで霊能数を上げるため悪霊界のことを主にやってきました。しかし相互作用があるため善霊界のことも知っておかなければなりません。よって次回は供養の善霊界への伝わり方をします。そして、木屋良さんと女性の霊(-65)との関係がどうなっていくのかもお伝えします。
次回のきゃらべん
勉強会の感想
- いつも供養をしていて、実際自分がどうすればよかったのかなぁなど考えながら聞いている。次回が楽しみ。道さんの文字起こしがとても上手で勉強になっている。この場を借りてお礼を申し上げます。
- おばあちゃんが半年で霊能数が10もあがったので驚いた。
- 地縛霊が800とかただ者じゃない、地縛霊何者?!(笑)
- 地縛霊の800に驚きました。自分も地縛霊の供養をしていて、その場で守って頂いていることを、いつも分かっているようで分かっていなかったなぁと思った。
- 内容自体は理解できるが、まだ話しが途中なのでこれからを聞いてみてからでないとコメントし辛い
- お水あげや供養をしていて身の回りの人たちから、霊的な現象と思われる悩みを聞くことが多くなった。自分がその人たちのためにやっていかなくてはならないのかなぁと、感じ始めている。内容によって色んな供養のやり方があると思うので教えてもらいたい。
- お水あげをはじめたきっかけを勉強会を通じて思い出したりする。実体験と重なることが多く「そうだったなぁ」と改めて思ったり、お水あげの大切さや供養の必要性を感じる事が出来ます。有難うございます。道さんの文字起こしもいつも有難うございます。
- 分かりやすいスライドでしたので、次回の勉強会が楽しみです。道さんの文字起こしによって2回勉強できるので助かります。有難うございます。