きゃらべん⑾ 令和3年5月22日㈯
宿題:叫ぶシチュエーションでの言葉を教えてください
- オーイ
- 世界平和について叫ぶ
- 世界が愛に包まれますように
- 言葉が浮かばないので”アー”や”オーイ”のような発声しやすい声を出してみる
- ”ヤッホー”
- 特に浮かばないけれど”ヤッホー”や”聞こえてますか?”と言ってみる(目には見えてない誰かを想定している)
突然叫んでいいと言われてもそのフレーズというのはなかなか出てこないものですよね。参加者様の多くの方が言葉にならない声で叫ぶと言われた事はある意味正しいといえます。しかしそれは、その言葉に集約できないほど沢山の思いを抱えているとも言えます。語彙力のない子どもがギャーと叫ぶしか出来ないのと同じように、大人になり語彙力が身についても自分が本当に表現したいことはなかなか言葉に結び付きません。それに加え、言葉というものに慎重であるべきという知識人はなおのこと言葉選びに時間を要します。言葉=自分だからだと学んできているからです。自分の品性や知性が一瞬でさらけ出されてしまいそうな「ひと言」というものに無意識に抗ってしまう点も否めません。漠然とした数々の思いや、肉体を持っている時でしか「発声」できないこの人間時間に言いたい事の一つはとっさに言えるように出来ていると肉体を持って生まれてきたことの意味を一つは明確にできているという状態になることが出来ます。ちなみに伽羅のひと言は「わたしはココに立ってるぞー」です。
ここからはきゃらべんの内容です。
今回の文字起こしも道さんが行ってくださいました。道さんいつも大変助かっております。有難うございます。
※( )は霊能数or霊格数
前回まで悪霊について勉強してきましたが、実際の悪霊の姿はどのようだったでしょうか?今までは黒っぽいお化けのような恐ろしいイメージでしたが、実際の悪霊(-10~-40)は普通の人たちの姿でした。
しかし、なぜこのように人間界に取り残される霊が後を絶たないのでしょうか?
普通に寿命を全うされる死を、ここでは通常死と言わせていただきます。通常死の場合、肉体が終わりをむかえる頃、善霊界に住む守護霊と人間界に住む人間とを繋ぐパイプの辺りに守護霊はいます。個人につく守護霊の最後の役目は人間を霊界への道に乗せることです。
ここで復習です。
〔復習〕
人間に備わる霊性とは霊能数と霊格から構成されています。霊能数とは人間界における個々の人間の備える霊的数値を表すもの。ただし、その数値の高低によって人としての評価に直結するものではないので、高いから偉いとか低いから劣っているという捉え方をしないように注意。現時点での霊的対応力を知るためのものです。
霊格数とは守護霊の霊能数の事です。霊格数という言葉は人間界に関わる霊にのみ使われます。守護霊は基本的に善霊界に居て、守護者がピンチになる事で近くに来たりパイプを伝って人間界にやって来ます。人間を守る際に本気モードで守り切れる回数は3回までと決まっています。3回を超えるとパイプが消え守護することが出来なくなります。
本題に戻ります。霊能数(20)の人が通常死で亡くなった場合を見てみましょう。肉体から霊体が離れることは自然に行われます。霊界を意識している人の元には、守護霊がわざわざ迎えに行かなくとも行けるルートがあります。しかし霊界を全く意識したことのない人(20)の元へは、守護霊は近くまで迎えに行きます。その時にはパイプを使います。死を悲しんでいる周りの生きている人間には守護霊の姿は全く見えません。しかし、亡くなった人にはすぐに分かるようになっています。
守護霊の見せ方は個人に合わせて変えています。守護霊に対して「初めて会った気がしない。この方なら安心してついていける」と感じられる人には守護霊自身の姿を見せます。もしくは、その亡くなった方のお母さんの姿を見せることもあります。その他、亡くなった人が安心出来るよう配慮し、天使だったり、観音様だったり、色々です。自然とそちらに促されて歩いて行けるように工夫されています。
善霊界と人間界の中間に幽玄界があります。死後、霊能数(20)を保ちながら守護霊に幽玄界に連れて行ってもらえます。この時パイプを使って引き上げてもらいます。守護霊は守護者の霊を霊界へのルートである幽玄界に引き上げると、自分のレベルの次元である善霊界へ戻ります。この時パイプは消えます。その後、基本的にはもう守護霊と会うことはありません。霊能数(20)ぐらいの人はこの案内人が自分の守護霊だとはほとんど気付いていません。守護霊は守護者を迎えに行く際にパイプを使うので、守護霊は霊格数を100失います。例えば霊格数(450)が(350)になってしまいます。でも守護霊は大満足です。自分が守護する者を霊界へのルートに乗せることが出来たのですから。
その後、霊能数(20)の人は霊界への道を歩き出します。霊界へのルートの乗り方や「道」というものにも沢山のバリエーションがありますが、現時点では割愛いたします。
しかし通常死の場合でも、この世に未練がある場合は守護霊の導きに従いません。守護霊の誘導方法は魅力的ですが、この場所を離れてはいけない感覚が勝つと人間界にとどまってしまいます。例えば「夫が心配だ」など。守護霊は守護者を本人の意志なく幽玄界に引き上げることが出来ません。この幽玄界のルートに乗るには死後48日間を過ぎると入れません。これが俗に言う四十九日です。49日目から、守護霊の導きによるルートが無くなります。守護霊は次元を超えてずっと人間界にいるわけにはいきません。どういう感覚かというと、私たちが海に潜った時に気圧の差で息もできなくなるのと同じです。故に守護霊は善霊界にいったん戻り、そこから守護者を諭します。待てど暮らせど上がって来る気配さえない場合、守護霊は霊格数が下がり弱ってる中でも力をふり絞って全力でもう一度人間界に迎えにいきます。そして「寝込んでいる夫(20)が心配」と言う女性(20)のために夫の守護霊にコンタクトを取ります。「彼は今回は持ち直します」と夫の守護霊の言葉を女性(20)に伝えても「大丈夫になるまで見届けさせて」と守護霊の言うことに聞く耳を持ちません。
そうこうしているうちに49日目になってしまい守護霊とのパイプが消えます。守護霊もこのやり取りで自分の霊格数を(150)まで落としてしまいました。ここまで頑張っても守護霊の仕事を全うできないこともあります。
それから10年も経たないうちに夫(20)も肉体の死を迎えました。夫は奥さんの元へ行こうとすんなり成仏の道を選びました。霊能数(20)では自分の守護霊と見たいもの以外は見えません。この女性は「夫は死んだのにどこに行ったのだろうか?」と思っています。夫の亡くなった姿は見えているのですが、夫の霊体は見たことがないので女性には見えません。だから夫の霊体が守護霊に導かれていく姿は見えていません。なぜかというと人間としての「見る」という作業が肉体を失くした時点で終了しているからです。脳も眼球もない霊体では心で見るのと同じことなので凄く執着したものしか見えません。それが霊能数(20)の見えている範囲です。
せっかく女性は夫が来るのを待っていたのに、一緒に連れて行ってあげないのは冷たいじゃないかと思われる方もいるかもしれません。しかし、守護霊の役目は自分の守護者を霊界へ導くこと。奥さんと一緒に居させることが霊的目的ではありません。自分の守護者以外の世話まで出来ません。
夫の霊体(20)は幽玄界に居ますが女性の霊体(-20)は人間界を彷徨うようになります。こうして霊は取り残されていきます。通常死の場合でもこういうことは起こります。
さて、ここで悪霊界の場所を少し説明しておきます。二次元で説明すると、一番下が人間界。その上が幽玄界。幽玄界からはその上にある善霊界と悪霊界のどちらにも行けます。
ただし、神界からみた三界(人間界、悪霊界、善霊界)の縮図はこのようになるらしいです。中心にある黄色い棒が人間界。その黄色い棒の端についている青色部分が悪霊界。赤い太短い円柱が善霊界。そして、横にある緑の部分がミドル界(グリーン界)です。これは実際に写真があります。2018年の9月に石川県の白山(標高2700m)の山頂付近で朝日を撮影しようと撮った写真です。これは白山姫とお話ししている時にこの映像を残させていただきました。ちょうどこの頃から『具霊界が消失し、ミドル界が入ってきます』と聞かされていました。
さて、本題に戻ります。次はお母さん(30)に置き去りにされ亡くなった女の子(30)の場合です。昔は飢餓状態の中、口減らしのため間引きをしたり、子どもを売ったりする時代がありました。この女の子(30)もお母さんに「怖い人が来るからここでかくれんぼして待っていて。声を出しても泣いてもダメだよ」と言われ置き去りにされました。
どんなに待ってもお母さんは戻ってこないのでいつの間にか肉体がなくなり霊体(-30)が迷うようになりました。この女の子の人生のような人の守護霊(150)は力がとても弱いことが多いです。もしくは守護霊が3回分の力を使い果たしていて引き上げることも出来ない場合もあります。このような死を異常死という呼び方をします。こんな時でも守護霊は全力で迎えにいきますが、本人の意志の方が尊重されます。「待っていてね」というお母さんの言いつけをずっと守っています。このように約束を果たせないままでいると未成仏霊になりやすいです。
今日のテーマである悪霊と呼ばないでいただきたいのは、(-30)ぐらいまでの成仏しない霊のことです。これらは悪霊の手前の『未成仏霊』でいいのではないかと考えます。
次回は「悪霊ですが、それが何か?」です。善霊界にいる守護霊(150~1000)と同じ役割の悪霊(-150~-1000)のことを死神と呼びます。その死神の役割について詳しく説明していきます。
そして、子どもを捨てたお母さん(30)のその後も気になりますね。この方は後に霊能数(-50)をマイナスの方にアップさせます。それは何故かも次回お話ししたいと思います。それによって皆さんが関わっている霊とか、自分の霊能力を上げることがどのように繋がるのかがもっと深く分かってくると思います。
終了後勉強会の感想
- 単に勉強会に参加して聞いているだけなので特に感想はない
- ある程度、本などで知識はあるのですんなり入っている
- (叫ぶ言葉について)整体前のヒーリングで霊界の医師に繋がるように「今からはじめますのでよろしくお願いします」と言葉を思っていて、そのような「気持ち」を常に持っているのですぐに言葉が出なくても問題はない
- 人間界にいる時に思いや未練があると未成仏霊になって、それが後々、関係霊などにもなってくるので気を付けたいと思った
- 白山での写真が印象に残った
- 白山での写真の三界の縮図を見て感動した(驚いた)。ニュースなどで幼い子どもの悲惨な状況を知ると「守護霊は何をしているんだろう」と思っていたけれど、それだけの力をなくすほど弱ったりして守れないことが分かった
- 本日たまたま家族の49日の法要があったので、無事に霊界のルートに届いているといいなと思った。人間界に残ったままの未成仏霊がこの先どうなるのかが気になっている