きゃらべん⑼ 令和3年3月27日㈯
今回も、この文章は勉強会にご参加の道さん(ミチさん)に、『きゃらべんメモ』として文字起こしをして頂きました。道さん、いつも有難うございます。絵図は伽羅による挿入になります。どうぞご覧くださいませ。
きゃらべんメモ 2021年3月27日
霊能数にはタテ伸びとヨコ伸びがあります。
霊能数(40~60)を持つ霊能力者と言われる人には様々なタイプがあります。それはトレーニングや思いの方向性の違いによるものです。現在の霊能力者はヨコ伸びが主流です。なぜならば人を助けようと相談に乗るうちにいつの間にかヨコ伸びになってしまうからです。
自分はまだまだ未熟だと思いながら、それでも自分よりも霊能力値の少ない霊が頼って来やすくなります。
(この霊と表現した理由は、私たち自身も一人の霊体であるということをもう一度思い出してもらいたいからです。たいていは死ぬまで忘れています。元々自分の肉体に霊が宿っている霊体だからこそ、肉体が亡くなったとき身体から霊が出ていくのです)
頼るとは意識的だけではなく無意識でも行われたりします。例えば霊能数(40~60)の人が(10~40)の人を見ていると何かに目を奪われる瞬間があります。近寄ると、実は心の中で泣いていたり、心に重い荷物を一人で抱えていたりします。(40~60)の人は声に出さなくても無意識で発している人たちのことがよくわかります。やり場のない苦しみを抱える人と無意識に出会わされます。これは霊的なものが作用されることが多いです。
実質的な人数の割合は、霊能数(10~20)の人が一番多く、霊能数が上がるにつれ人数は少なくなっていきます。(20~40)の人は(10~20)の人の霊的な悩みがよくわかり相談に乗ることができます。(40~60)の人は(10~40)の人の霊的な悩みはもう経験済みなので的確なアドバイスができ、対応できる相手が増えていきます。
ただし、現在私たちがいるのは人間界です。霊能数に対する人数の割合を表す体系はピラミッド型ですが、物質的な見た目は横並びです。地球の地面上に色々な霊能数の方々が横並びになるので奥行きが増えていきます。これがヨコ伸びです。
相談を受ける経験も増えるので得意なパターンが馴染んできます。例えば、ただ話を聴く、憑いている霊を見る、病状を当てる、霊対応を教える、透視する、過去性を見る、未来を視る、霊障の原因を診る、気を入れる、祈祷する、除霊・お祓いをするなどです。このような人対応しているうちに一生が終わり、(40~60)の人は自分の霊能数をあまり伸ばすことができず霊能数60を越せないまま亡くなる人が結構多いのが現状です。
もちろん人徳的立場から階段を上がるように霊能数も一歩一歩上がりはしますが、その多くはらせん階段です。確実に上がっていますが時間がかかります。1ポイント上げるのに1年かかります。
タテに効率よく伸びるためには、霊界が助かることをすることです。この場合一つ目のリスクは孤独になりやすいことです。寂しがり屋な人は誰かと一緒に霊能数を上げられるといいのですが、霊能数が高くなるほど実質的な人数が少なくなります。お互いを見つけるのが難しいです。誰もいないときは次のステージに期待します。自分も相手も成長している時に初めてピッタリ波長が合って、一人でいなくてもいいようになることがよくあります。
そもそも人間界は何の目的で存在するのでしょうか?
何億年も存在した恐竜は隕石が衝突した後、氷河期が来て絶滅しました。とは言っても恐竜は(2億3千万年前~6千6百万年前)までの1億7千万年もの間生きていました。一方、人類は誕生してわずか20万~30万年しか経っていません。ちなみに地球の誕生は46億年前です。
我々は巨大隕石の恐怖ばかりを見てしまいますが、それはまだわずかしか生きていないだろう人類の驕りです。恐竜が絶滅させられたのには地球なりの理由があります。すべては真理に忠実に進んでいるだけです。
ここでの真理とは宇宙の秩序のために地球の秩序の更生が発生したということ。実際には恐竜は絶滅ではなく一部は鳥類などに進化していきますが…。地球の秩序の更生とは地球上の生物のあり方に手を入れていくことです。
人間界がなくなれば霊界の霊は、次に地球を支配する生物を支援していきます。それは虫、動物、植物、鉱物かどうかは分かりません。もしかしたらAIかもしれません。
霊は物質に思いを委ねて表現します。人間界は霊の修行の場としてあります。人間が人間でいていいのかどうかを、今、宇宙の真理に試されています。宇宙の真理とは神という言い方でもいいかも知れません。宇宙の真理に認めてもらうために地球上の色々な生物の形を借りて経験を積み、霊として色々なものを吸収し宇宙に返還していきます。
もし地球が消滅したら霊は別の星で活躍します。微生物から始めるかもしれません。しかし霊はそれでもいいのですが人間はそうはいきません。肉体の時間で区切られています。肉体を持つ霊として生まれた理由は、霊としての思いを表現するためです。
ところがいつの間にか物質のとりこになり、共に生まれてきた魂(霊と魂は別物)との志を忘れて自分の中で不一致を起こし続け、目に見えるものにこじつけられない感覚に悩み続けます。
人間の究極の悩みの本質は、自分そのものである霊のことを実践できないでいることです。言うなれば霊に触れたり考えたりしてこなかったということ。霊と聞くと怪しい人に見られがちですが、そういう感覚を段々無くしていき宗教とは全く違う、私たちが生きる中で切っても切れないものとして理解していかないとこれからも悩む人が増える一方です。
いきなり地球がなくなったり人類が絶滅する話は飛躍し過ぎでしょうから、まずは人間界にいながらできる善霊界への関わり方を考えていきます。
守護霊たちのいる善霊界はとても忙しいです。善霊界の主な仕事は悪霊たちを成仏させることです。このことが人間界における善霊と悪霊のバランスをとるために大変必要なことになります。一方、人間界において人の相談に乗り悪霊を浄化成仏させることは、善霊界の役に立ち大変意味のあることです。しかし、そのための悪霊のことを皆さんはどれだけご存知でしょうか?怖いのでおおよそのイメージでしか捉えていないのではないでしょうか。
タテに伸びるとは上に伸びるだけではありません。下にも伸びるのです。下にも伸ばせなければ霊の世界では通用しません。
悪霊のことを詳しく知ることは、感情移入に繋がります。一時的に思考が悪霊寄りになるため悪霊の味方になる人も出てきます。タテ伸びのもう一つのリスクはそこにあります。当然、ヨコ伸びであっても悪霊寄りの思考の人はいます。
タテ伸びでは善霊と同様に悪霊のレベルが変わります。
霊能数(-10~-20)が一番多く、(-20~-40)(-40~-60)とマイナスの能力が増えるにつれ割合が少なくなっていきます。
しかし微力でしかない人間になぜ悪霊のことをさせるのでしょうか?悪霊により困った現象を起こされた人は当然こう思います。
『全部善霊がやってくれたらいいのに』と。
次回
「人間を苦しめる悪霊とは」
・善霊界の霊がなぜ悪霊をすべてやっつけてくれないのか
・悪霊界を消滅させることを神はなぜ考えないのか
・正直で真面目な人間にまで取り憑く意味とは
・悪霊を成仏させると霊能数があがるとは・人としてより安定した自分へ