伽羅

三章 死後はどうなるのか

シルバーバーチのスピリチュアルメッセージの輪読におきましての感想です。令和2年6月14日(日)第1回zoom例会より

シルバーバーチの言葉による死後の世界を羅列してみます

  1. 人間界に一番近い下層界(霊界の中での)は地上とそっくりである
  2. 霊界は思念が実在である世界であるため、物との執着が無くなるまで時間を要する
  3. 徐々に地上臭が消え、霊としての自覚が芽生えると霊界での本格的な生活がはじまる
  4. 死後の世界での体験は客観的である
  5. 高級霊になるほど外形というものが無くなっていく
  6. 形態を超越すると色彩が認識の基本になるが、霊界での色彩は人間の理解を超えた別の領域が存在する
  7. 色彩によりその高級霊がどなたかを認識することが出来る(思念+光輝)
  8. 他界した身内や友人・知人は霊界で実在している
  9. その人たちはもはや言葉で話しかけることは出来ず、地上の者もその声を聴くことは出来ないが、あなた方のすぐ身のまわりにいて何かと面倒をみてくれている。モヤのような存在ではなく生前よりもさらに身近な男性であり女性である
  10. 霊になった人間の生前の詫びの言葉や懺悔は生きている人間のためというより、その霊自身にとって意味のあることである
  11. 地上の人間は、愚かにも五感だけが実在のすべてであると思い込み、その粗末で気の利かない五つの感覚が捉えている世界以外には何も存在しないと考えている
  12. 地上を離れ、霊となった人間は、死後も立派に生き続けていることを知らせてあげようと、手を思いきり差しのべてあれこれと尽くすが、地上の人間にはどうしても気付いてもらえずがっかりしている。目の前に立ちはだかっても見てもらえず、思念を送っても感じてもらえない
  13. 宗教などにおいて司祭が間違った教えを説いたら一人ひとりに会って間違いを修正してあげないといけない
  14. 命をかけて信じた教えであれば、修正を言う必要はないがそのような人は少ない
  15. 高慢と地位、財産の方が、真理よりも大切な人が多い
  16. そういった組織の中に浸ると、それが鎖のように魂を縛り付けてしまう
  17. 死んだことを信じられず、拒み続けている霊には上級霊たちも為すすべがない。もう死んで霊の世界に来ているという事実を信じさせることは大変難しいこと
  18. 霊になって『待つ』時間とは『待つ』という想念の中にいるだけである
  19. 霊界には時間の単位も経過もない。あるのは霊的な成長と、それに伴う進化による環境の変化のみ。霊界での時間の解釈はそうした変化との関連における尺度にすぎない

上記は霊界の上級霊の言葉に相違ありませんが、シルバーバーチがこのような言葉を伝えたのは50年~100年前になります。よって、当時より進化した霊界の状況が少々異なってきていますのでその点をお伝えしたく存じます。

1.『人間界に一番近い下層界(霊界の中での)は地上とそっくりである』という内容はその通りです。ただし、その中でも大人気でしたグレー界は神界の力により皆、閉め出されてしまいました(2019年より)。霊体となった人々が正しく霊界に馴染めるよう、たくさんの霊たちが新人霊を手伝っています

4.『死後の世界での体験は客観的である』こちらは、客観的であり主観的であるという表現の方が地上の人には分かり易いと存じます。客観的な動きをしながらも、霊体の成長や進化は個のものであることも多く、次階層へ向かう瞬間や馴染むまでも個の主観性が大いに発揮されているためです

9.『その人たちはもはや言葉で話しかけることは出来ず、地上の者もその声を聴くことは出来ないが、あなた方のすぐ身のまわりにいて何かと面倒をみてくれている。モヤのような存在ではなく生前よりもさらに身近な男性であり女性である』このことは、長い間人間たちが差別に対して闘ってきた大いなる勲章と呼ぶべき変化が言葉に表れます。末文の『男性であり女性である』という言葉は、現在の霊界には存在しません。元々霊界では男女という区別に大した価値はありませんでしたが、今までは地上の人たちに分かり易いように男女という言葉が使われてきました。現在は男女という言葉ではなく『強・中・弱』という表現に変化しました。『弱』と聞くと、さも弱いように感じますが、霊界では捉え方が違っています。『弱』とは、しなりがあって粘り強い特徴があります。しなりの為に折れそうでいて簡単には屈服しない個性を持っています。一方『強』とは、少々のことにはビクともしないので、どっしりとした安定感があります。ただ、似たチカラ同士でぶつかるとお互い無傷ではすまない特徴があります。へたをするとどちらかあるいは両方ポッキリ折れてしまう可能性も秘めています。自分の個性を見極めることは、どの階層においても大切です。

12.『地上を離れ、霊となった人間は、死後も立派に生き続けていることを知らせてあげようと、手を思いきり差しのべてあれこれと尽くすが、地上の人間にはどうしても気付いてもらえずがっかりしている。目の前に立ちはだかっても見てもらえず、思念を送っても感じてもらえない』霊界の存在を信じ、スピリチュアリズムを広めたい方にとって、このことはとても大きなテーマになっていると存じます。霊となった人間の、このような意思表示を知りたい、判りたい、より理解したいと思っているにもかかわらず、見えない、聞こえないのはなぜだろうということです。見るようになるために、一生懸命に修行をしても、なんとなく…という程度で、自信を持って分かったということとはほど遠い感覚である方が大半かと存じます。長年の研究成果を読んで試しても、手にとるほどの実感のなさにはほとほと落胆することも多いでしょう。実は、シルバーバーチはこのように言いながら『ほんとうのこと』を知っていたのかもしれません。すべては、霊によって『見させられている、聞かされている』という言い方が厳密です。見ようとしても見えないのは当たり前。なぜなら、指導霊を含むあなたをとりまく環境霊が見せようとしない限りは見えるようになっていません。見る前に人間側でやらなければならない準備がまずは足りていません。自分の霊性を高めることです。霊性を高める方法は、霊とたくさん関わることです。物的な要素で自分自身の肉体を追い込み修行することではありません。もっと、安らかで和やかで嬉しくなる感覚でなければ、霊性は喜びません。ただし、人間界に居残りしている浮遊霊のことを多くの方が「見た」という事が多いのも事実です。こちらは浮遊霊が気付いてほしくてそのような思念を送ります。思念には波長というものがあり、その浮遊霊の持つ波長とピッタリ合う人であり霊能力があなたより高い霊もしくは数が多い場合に「見えた」ということはあります。霊界に行っていない低級霊でしたら見る人も多いのかもしれませんが、皆さんが見たいのは高貴な霊であるのではないかと存じます。

17.『死んだことを信じられず、拒み続けている霊には上級霊たちも為すすべがない。もう死んで霊の世界に来ているという事実を信じさせることは大変難しいこと』このことは、上記12.と繋がる点が多くあります。霊性を生きている間に高めることで肉体の復活を待つという間違いに気づくことが出来ます。肉体をなくした後に、どうしても会いたい人に会って、自分だと気づいてもらいたいために肉体を求める霊たちも多くいます。もちろん、どうあがいても肉体を取り戻すことは出来ないので『憑依』を覚えた霊は地上の人間に憑依し、うまくいくと、行動を操ることが出来ます。普通の人がいつの間にか質の悪い霊体になるものなのです。「あなたは今性質の悪い霊なのですよ」と教えるのもひと苦労ですが、相手にもやむにやまれぬ理由がありそうしていることもありますので、言い分を聞いてみます。聞いてどうにかしてあげられることでしたら、多少はしてあげます。あなたに憑いた縁として、あなたが浄化に協力してあげましょう。どうにもできないことならば、憑依霊の心が穏やかになりますようにと思念を送ってあげましょう。根気よく行うことで憑依霊の思いは和らぎ、霊界へ向かう意識が芽生えます

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