伽羅

金縛りを解く方法 中~重い場合(-11-)

金縛りの中~重い場合をひとくくりにした理由は、中程度と重度との線引きが極めて難しいからです。まぁまぁキツイかな、という所からとんでもなく重い段階にいくこともあれば、これは大変だ!と思っても意外と簡単に緩んでくれる場合が混在しています。(-10-)の軽い場合を体験した方は、比較する状況が想像できますので「あの時より重いかな」という金縛りの度合いが分かるかと思います。ところが、はじめから中~重度である方は軽い場合からの段階を踏むことが出来ませんので予備知識として入れておかれて損はないかと存じます。

症状について例を挙げてみます。

・明らかに誰かが自分に対して触れている。ここでいう誰かとは人ではない普段は見えない存在のことです。寝ている足元を触られたり、布団の上からサワサワと触れる音がしたりします。

・意識はコントロール出来ていてはっきり夢だと分かっているのに、この現実に目覚めることが出来ない。出口が分からない。もしくは、目覚めるまでにとても時間がかかる。

・普段は見えない存在から攻撃を受けている。物や手足を使って暴力的にもしくは口頭でも辛い言葉を繰り返してくる。それによって心や体を傷つけられる。

一例ですが、中~重度初期の状況です。それでは、解き方をお話しして参ります。


まず、食べ物を思い浮かべてください。出来れば手にもって食べられるものが良いです。ハンバーガーやソフトクリーム、アメ玉やガムでもよいです。攻撃を受けているのに食べ物どころではないと思うかもしれませんが、想像する訓練をしていてください。そうして実際に手にしていなくても食べるフリをしてみてください。味を思い出し、食感を思い出し、美味しく満たされた時を思い出してください。眠る前にトレーニングをしてクセをつけてください。

別の方法も紹介します。スキップをしてみてください。こちらはスキップが得意な方限定にはなりますが、スキップのリズムが現実世界の波長にハマりますのでやってみてください。

歌ってみる。軽度の時と違って『二拍子』の曲に絞ります。童謡の「ウサギとカメ」(もしもしカメよカメさんよ…)や「浦島太郎」(むかしむかし浦島は…)やマーチなどの行進曲など自分がよく知っていてふいに歌えるものを一つ準備しておきます。ポイントは『二拍子』という点です。

中~重度の金縛りの解き方は以上になりますが、なぜこれらの方法で金縛りが解けるのかを次回説明致します。そして、最も重い金縛りの症状についてもお話しを致します。必要な方はそちら(-12-)もご覧ください。

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