伽羅

金縛りを解く方法 軽い場合(-10-)

レム睡眠との区別につきましては、この場では割愛させて頂きます。金縛りはおおよそ、朝、昼、夜関係なく身体を横たわらせている時におきる現象です。椅子やソファーに座ったまま金縛りになるかたもいらっしゃいますが、今回は横になっていて金縛りになってしまった場合を基準にお話しを進めて参ります。まず、金縛りとは意識がありながら鎖でがんじがらめにされたかのごとく身体がピクリとも動かせないでいることを言います。意識ははっきりしているのに体が動かせないので必死に動こうとしますが、どうあがいても動けないのが金縛りです。では、どうしたら動けるのでしょうか。軽度の場合からお話しします。

金縛りによって動かない体を自分の意志で動けるようにしましょう。

1.慌てない。即ち無駄に怖がらないことが肝心です。

2.体の動かせる所を探す。目の開閉がいちばんやり易いと思いますが、この時に、霊的な嫌な気配を感じて目を開けたくない場合もあります。その際は閉じたままで大丈夫です。一つ一つを冷静に対処していけている自分であることが大切です。また、意外と口から声は出せますが、外に向かって聞こえていないことが多いので近くで寝ている人を呼んでも聞こえないと思ってください。それでは、目を開けられた場合は辺りを見回してみてください。寝たまま目玉だけキョロキョロ動かす感じになると思いますが、この際に確認することがあります。

寝たままの状態で見える範囲というのは限られています。例えば、天井や天井に近い壁、照明器具、家具の上部、布団くらいでしょうか。注意しなければならないのは、この時にそれ以外の景色が見えている場合です。明らかに起き上がってからしか見えない物、見えない角度。場所を移動してしか見る事の出来ない物や景色。そこを冷静に判断します。もし、寝たままの状態では見ることの出来ないものを見ている場合には自分の霊体が自分の体から離れてしまっている、もしくは自分の体の収まるべきところに霊体が戻っていないので、金縛りを解くためには、自分の霊体を体に戻さなければなりません。

自分の体に自分の霊体を戻す作業に欠かせないことは、『感覚』を思い出させるということです。感覚とは主に5感のことです。耳・鼻・舌・身・眼の聴く・香る・味わう・触れる・見る。この5感の中で、特に『香る』ことと『触れる』ことは自分の霊体と体とを近づけます。香りは、枕や布団の香り、パジャマやシャンプーの香り、部屋の芳香剤や自分の普段嗅いでいるものだったり好きな香りを思い出します。他には、毎日飲んでいるお茶、コーヒー、紅茶、食べ物。なんでも良いので思い出してみてください。霊体が体に戻りたがります。次に、『触れる』ということです。動けないでいるのに触れるというと意味が分かりませんね。基本的に何かに触れる時は手の先や足の先を使います。もちろん、はじめは動かせませんが指一本一本を動かそうとする意識を持ちます。一番よいのは、この時頭の中でリズムをとることです。もっと欲張れば簡単な歌でよいのでリズムをとります。さいたさいたやドラえもんなどのアニメの歌で十分です。この作業を繰り返していくうちに固まり具合が少しずつほどけてきます。ここで、最後の注意点があります。やってはいけないことです。

飛び起きないでください。手の先足指の先が動きだしたら、まずは大きく深呼吸をします。次に、体を右左にゴロゴロと寝がえりをうつように揺らしてみます。枕や布団の香りが間違いなく自分の鼻で香っている感じがしたら、目を閉じたままだった方はゆっくりと目を開け、目を開いていた方はゆっくり体を起こします。飛び起きてしまうと、まだ霊体が体に収まっていない場合にまた体より遠くに飛んでしまう場合がありますので、この点は要注意です。体を起こしたら、あらためて自分の見ている景色がその場所からみて間違いのない風景かしっかり確認して、自分の体にも改めて触れて、実際であると確認できましたら脱出成功です。軽い場合は以上になります。次は中程度から重い場合をお話しします。

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