近況報告

お稲荷さんについて(-9-)

2018年10月22日

この日、稲荷神確認のためBさん宅のお庭に初めてお邪魔をしました。広いお屋敷で木造の門をくぐると中庭の左手にお稲荷さんのお社が建ててあります。まずは、そちらにご挨拶を致しました。お社の中一番手前には生卵やお茶、お水が備えてありました。基本的に奥様がメインでお社のお参りはなさるとのこと。お社内のおふだを拝見。『伏見稲荷』『豊川稲荷』『祐徳稲荷』のおふだが鎮座。奥様の日々の行により洗練された空気感や澱みは一切感じられずよい環境が保たれていることが一目で分かります。ただ、問題点がありました。

肝心のBさんのお宅に仕えているはずの稲荷神が、お参りの敷地内にいらっしゃいませんでした。毎日のようにお経をあげお供えをしていても、最も思いを通わせたい対象が不在であるということは、絵に描いたイヌにゴハンをあげているようなものです。生きたイヌだと信じて一生懸命をゴハンをあげても肝心のイヌはそれを食べていません。たまに通りすがりの鳥や猫やねずみが食べて恩を返してくれているかもしれません。もちろん、それも悪ではありません。少なからず良い行いではありますので、完全なムダではないのです。ただ、お供えやお参りの目的あるいは趣旨から逸れるということは、生きている人間にとってはすごくムダです。限りある寿命の中で何十年もそのためだけにやってきたつもりの事が箸や棒に掛かる程度のことだったいうのは、ある意味がっかりです。いざという時にチカラを貸してくれることもして貰えませんので、自分のやり方が悪いのではないかと供養者がご自分を責め悩み、病気になることも実は少なくありません。お参りに熱心な方は真面目な方が多いので本気で悩まれるのです。

そこで、いつからこのお社が敷地内にあったのかを伺いました。6年ほど前にご自宅から50mほど離れた場所から現在の場所に移して来られたとのことでした。お社自体は50年以上前の物ですが、お社のあった土地にマンションを建てられたため、移動してその折霊能力者の方に見てもらったけれど、お社の主の稲荷神が一緒に移動してきていないということは何も言われなかったとのことでした。その事を伺い、元々お社があった場所に伺いました。その時は、元々お社のあったその場にBさんのお宅の稲荷神はいませんでしたが、強い波長を残していましたので、未だその場を起点にして動いていることが分かりました。

Bさんの奥様にお社移しの供養のしかたを教え1週間その事をして頂くようお伝えしました。1週間後の結果は後ほどご報告いたします。

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