伽羅

MGT10ニート(-7-)

2021年5月25日加筆修正

10=亡霊(1=棒 0=霊)ということで、皆さまこんにちは。前頁からの続きです。ここから頻繁に悪霊(あくれい)というワードが出てくるわけですが、未成仏霊が悪霊予備軍であるならば、やはり決定づける言い方をするよりも少し和らげた名前の方が生きている私たちにとっては区別しやすいのかな、とも思いました。ですので、あちらの方との相談の結果、未成仏霊のことを『順霊』(じゅんれい)と呼ばせて頂くことにしました。順霊は準の意味も含みます。最も人間に近い感情や感覚を持ちます。悪霊にしろ善霊にしろ修行をしないと相応しいチカラを持つことはできません。順霊に出来ることは、ラップ音を鳴らす、人に憑く、憑いた人の心と体に念をもって作用することが出来る(作用の大きさは能力差がある)、電気関係のものに作用することが出来る、といった感じです。作用するという言い方をしているのは、順霊は修行をしていないのでコントロール力がありません。『こうしたい』と思ったことが、ほどほど丁度良く出来ないものです。憑いた人を疲れさせたり、物を壊してしまったり、不本意なことだらけだったりします。結果、生きている人を怖がらせてしまうのです。ところが、すべての順霊に悪意がないかというと、それも間違いです。生きている人に嫌がらせをしたい順霊もいます。だけども思うほど作用出来ないことはよくあります。悪意のある順霊については、また後程述べたいと思いますが今回は人に危害を加えるつもりもない順霊が悪霊になってしまうパターンをご紹介します。

それがMGTです。M=無関心、G=ご都合主義、T=他力本願(たりきほんがん)。これらは全て生きている人間からの作用です。もしくは、霊体だけになる前の順霊の生前の姿です。霊的世界に無関心。初詣で手を合わせ身内のために願い事、慰霊のためのお祭りも思いの発端はそっちのけで自分たちが楽しむことばかり。最後の頼みは霊能力者や法律家。MGTをぐるぐる回っているうちにあちらに行く日がやってきます。あちらに行って分かります。MGTの人間が多いと順霊は善霊になりたい気持ちは湧きません。自分勝手な人間を戒めようと悪霊希望者が後を絶ちません。悪霊になりたいほど奮起する思いが湧かない順霊でさえ、供養される機会が少ないと、このまま順霊でいいんだと、俗にいう亡霊のままこの世に近いところを彷徨います。そうして、コントロールの利かない能力で生きている人を困らせるのです。それはもちろん、生きている人間だけでなく、このままで居たくはないないはずの順霊自身も苦しむことに繋がっています。どうにかしたい、どうにかしてあげたいと思いませんか?次頁からどうにかする方法についてお話ししたいと思います。

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