2021年5月25日加筆修正
なかなかのアイドルオーラを放つタイトルになっております。皆さま9月に入りましたがいかがお過ごしでしょうか。さて、〝お盆がなくなる(-4-)〟の中で、身内や恋人や親友や恩人が未成仏霊としてこの世に留まっている場合もあるというお話しをしました。未成仏霊ということは即ち悪霊(あくれい)というカテゴリーに属します。その事を生きている人に伝えると、たいていこう言われます。「たとえ悪霊であっても『あの人』なのだと思うと怖くない。逆に来てほしいし、居てもらいたい。」当然だと思います。大好きな人にはいつまでも傍にいてほしいものです。生前の生活のクセなどを思い出すだけで、生きている側もクスッと笑えたり、癒されたりするものです。故人も自分を思ってくれることで癒される。ギブアンドテイクが成立し、お互いが満足する状態です。これでも悪なのかと、さんざん詰め寄られてきたわけなのですが、前回も申しました通りこの状況は悪なはずはありません。ハッピーです。ただ、その時間は永遠ではないということが問題なのです。成仏さえすれば善霊になる可能性があります。可能性があるという意味は成仏した霊は善霊としてさらに修行をするか、善でも悪でもないフワフワとオーブのように浮かぶ形でお花畑のような場所に居ることのどちらかに大きく分けられています。善霊に関しての詳細はまた別の時にお話しします。まずは、未成仏霊がなぜ悪霊のカテゴリーであるのかを説明します。
自分の大切な誰かがこの世を離れた時、自分もすぐにあの世へいくから待っていてねと思うものです。ところが『あの世』はこの世界よりもずっと広いところです。どうやって会いますか?住所も書かれていませんし、行ったこともない場所で待ち合わせとなると何を目印にしますか?しかも毎日霊界に向かって進む人はかなりの人数いらっしゃいます。そうなりますと待つ側としましては、分かり易いように生きている貴方の傍で待つという方法を取ります。そもそも肉体を失くしたばかりの霊は、守護霊のチカラによってたいていの人は霊界への道まで導かれているものです。けれども、生きている人やモノへの執着が強いと自らその道を捨ててコチラに居残ろうとするのです。守護霊は亡くなったばかりの守護者の霊を霊界への道へ誘導したところでお別れしますが49日までに道に乗せなければその後はもう導くことが出来ないようになっています。霊界にはそのようなルールがあります。そこで登場するのが悪霊です。悪霊は人間界に居残っている霊を助けます。その霊の思いを読み取り、その霊に必要なことを教えます。そうして、霊の求める場所へと誘導したりします。一件落着ですね。悪霊は実はいい方だったのですね、という見方も出来ます。一時的にはそうかもしれませんし、かと言って悪霊は『タダ』で霊を現世に近いところに誘導したのではありません。
どういうことかと言いますと、悪霊によって助けられた霊は将来の悪霊予備軍だからです。悪霊の仲間を増やすための行為とも言えます。けれども、苦しんでいる未成仏霊を助けるのだから、やはり本当は悪霊ではないと思うし助けるのならもっと増えてもいいくらいだし、悪霊が増えると何が困るの?誰が困るの?このように筆者も思って過ごして参りましたので次頁にてもう少し踏み込んだことを書いてみます。